2010年7月8日木曜日

ちょっと昔の話とウィークエンドのお知らせ。

待ちに待ったThe Backwoodsのアルバムがようやく産み落とされました
実はKENTとは大学1年の頃からの長ーい付き合い。

少し遡ります。

 1992年春、大学受験に失敗した僕は当時親の力だけは借りたくないと思って春休みにアルバイト情報誌を眺めていたら、家賃、学費全額支給&月給13万円、年2回ボーナスという、今の生活よりも好待遇の新聞奨学生という制度を知ってすぐに掲載元の新聞屋さんに電話をして、まずは面接の為上京してきました。新聞屋の店長との面接場所は外苑前で、しかも現avexビル一階のドトール。赤坂御所や邸宅地、六本木をカヴァーするコースが好きだった。朝夕の都会の表裏を走り抜けるという仕事は上京してきたての18歳の僕にはワイルドでエキサイティングでした。そして月に6日休みはあるし、朝夕の配達なんて合わせて4時間半で終わる。朝ご飯も出る、家は南青山で新築の、今ではとても払えない額の1Rマンション。しかも西麻布YELLOW、ENDMAX、渋谷CAVE、J-Trip Barはチャンコ圏内。今は亡き代ゼミ原宿校とクラブに通う毎日。配達終わると、配達区域で知り合ったDJのKUSAMAさん宅でレコード聴いたり、KUSAMAさんが勤務していたGHEEにカレー食べに行ったり六本木WAVEでレコードやCDチェックしに行く毎日。運良く大学にも北海道の大学と青山にある夜間の2校に受かって、昼と夜どちらにしようかと迷ってた時に、新聞屋の店長が「こっちの夜間の大学にして俺の後輩になった方がいいぞ、東京楽しいだろ?4年間、奨学生頑張ってみろよ」と言われ、都会生活を24Hエンジョイしきっていて、貯金も増え続けていた僕は僕はあっさりそっちを選んだのです。しかも4年続けたらボーナス100万円と卒業旅行(笑)!
 入学後にはKENTだけでなく、C.O.M.B.iのWatarude、R.M.N.のHIKKO、SDPのSHINCO、Lighthouse Recordsのオーナーのマスオとも出会いました。一度も見た事無かったけど、槇原○之さんも在学してた。でもある日、KENTから○vexで一緒に働かないか?と言われ、好きなNYのダンスミュージックに携われる、なんて魅力的な仕事なんだろう?と思い飛びついたのが1993年の暮れ。あの時北海道の大学を選んだら?あの時KENTに誘われなかったら、今頃俺何やってたんだろう?と思うと全く想像できません。
 僕が入社した後の初仕事は、全国の有線の放送所にtrfの楽曲をプロモーションする事でした。KENTも僕と一緒にtrfのイベント会場で汗を流していました。因みにThe Backwoodsの発売日で七夕だった昨日、初のメディア仕事となるラジオ(INTER FM で土曜日深夜0時からOA中の"ZENTO GROBAL VILLAGE")の収録があったのですが、パーソナリティーはtrfのSAMさんでした!当然懐かしい話もいろいろ出来て楽しかったです。
 30代後半になっても、当時の同級生の皆んなと同じダンス・ミュージックシーンの中で仕事が出来ている事が何て幸せなんだろうと感じたリリース日でした。なかなか現実は厳しいですが、自信を持てる音楽がある限り、アナログ、CD、デジタル、PARTY等のいろいろなカタチで伝え続けていきたいと思います。

ということで今週末のパーティーインフォです。
ヨーロッパの人々は夏はバカンスで働かないので、バカンス前のこの時期、良い新譜が鬼のようにリリースされています。eneとSEEDS AND GROUNDのnew 12"もチェックして下さい!


2010.7.9.FRI. at OATH
w/ Masanori Ikeda


2010.7.10.SAT. atSound A Base Nest(宇都宮)
w/ DJ Hiroaki aka PSYCHOGEM, Tetsuya Yoshida
※2010.7.24.SAT.のゲストはDJ KENT!The Backwoods リリースパーティーです。